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平成25年 社長訓示

2013年01月04日

社員各位

 「三つの心」
(平成25年の新春を迎えるにあたって)

 

 みなさん、新年明けましておめでとうございます。
 平成25年の新春を迎えるにあたり、ご挨拶申し上げます。
 昨年は、12月16日の衆議院議員選挙で政権与党であった民主党が惨敗、自民党が圧勝して、政権交代を果たし、安部内閣が誕生しました。景気回復を最大の目玉として、日銀との政策協定を結び、公共投資を軸に10兆円の補正予算を組み、日本経済再生を目指すとしています。早速、マーケットが敏感に反応している中、新政権は、景気対策に最も即効性があるのは公共投資であると明言していることから、我々、建設業界に大きな影響を与えて行くことは、間違いありません。
 海外では、アメリカの大統領選挙、北朝鮮、韓国、中国の指導者の交代等、国のリーダーを決める大きな動きがありました。さらに尖閣諸島、竹島の領土問題で日中、日韓関係が悪化し、日本の外交手腕が問われた年でもありました。
 国内では、一昨年発生した東日本大震災の復興も思うように進まず、未だに32万人が避難生活を送らざるを得ない状況が続いています。12月には、中央自動車道の笹子トンネルで、天井板崩落事故が発生し、老朽化したインフラ整備が大きな課題となっています。
 夏に開催されたロンドンオリンピックでは長崎県出身の内村選手が体操個人総合で金メダルを取るなど、メダル獲得総数は史上最多を記録し、全国民が熱狂しました。また山中伸弥京都大学教授がiPS細胞の研究でノーベル医学生理学賞を受賞し、今後の臨床医療や再生医療の分野で活用でき、難病に苦しむ患者や日本国民にとって、希望の光を照らしてくれました。

 当社としては、前期同様、小規模工事の現場が多数を占め、顧客の数が増加し、個々の管理能力が問われる状況になっています。同時に、全社的な施工能力も分散しており、その能力の低下が懸念されています。社員一人ひとりの技術力、管理能力の向上はもちろん、現場における施工能力、技能者や下請業者の育成も大きな課題となっております。

***** 三つの心 *****

 自動車メーカーのホンダの創業者である本田宗一郎氏は、常々、部下に対して、「会社の為にばかり働くな。自分の為に働け!」と言っていたそうです。
 その本位は、利己主義だと思われるかもしれませんが全くそうではありません。元来、人間は“人から自分は良く思われたい”という相対的な原理を持っているので、人に対して良くしてあげなければ、自分というものが良くならないという原則に則ったものだそうです。 
 本田氏の時代背景や会社の規模等の違いはあるかもしれませんが、私は、現代社会の我々の会社組織でもそうあるべきであると考えています。「働く」という事がどういうことなのかを突き詰めて考えると、究極は「自分の為に働く」という答えに行き着くと思います。しかし、私は、そこに至る迄のプロセスが重要であると考えています。私は、当社の皆さんに、そのプロセスに おいて、次の「三つの心」を大切にして欲しいと、思っています。

 一、「謙虚」
 自分に謙虚であり、人に対して謙虚であること。謙虚であれば、人を頼ることができ、頼ることを恐れることがありません。人を頼れないのは自信が無い証拠であり、弱い人間であります。全ての分野で100%の者はいません。組織全体で、全ての「力」を発揮すればいいと考えています。

二、「思いやり」 
 人を想う心であります。この仕事は一人で全てをこなす事は不可能です。思いやりを持って、助け合っていかなければなりません。また顧客に対して、従順に従うのではなく、思いやりを持って接すれば、そのニーズの本質を捉えることが出来てきます。職場の仲間を想う気持ちを大切にすれば、責任が大きくなっていきます。そして一人一人がそうなればなるほど、組織は広がりを持っていくものだと考えています。

三、「直向きさ(ひたむきさ)」
 一生懸命でなく、一所懸命であって欲しい。一所懸命であれば、自ずと責任が生じます。そうすれば、自らが率先垂範するようになります。方向が間違っていれば、後で修正すればいい。直向きに目の前の目標に向かって、努力することが大切だと考えています。

 社員の皆さんがこの「三つの心」を大切に、社業に務めて頂くことと、更にもう一つ、私が日頃、当社に一番不足していると思うことがあります。それは、社員全員が「したたかさ」を持って、商いをしているという感覚を持つことです。

  「したたか」とは、“健か”とも“強か”とも書きますが、どちらも粘り強く、他の力に屈することなく、賢く、健全に、という意味でもあります。
 企業は営利団体であります。利益を出さなければ存在価値はありません。当然、利益を出す為には、何をしても良いということではありません。しかし全社員が利益を出す為に、常に考えて行動しなければ利益を出せない程、厳しい経済情勢になっています。当社の企業風土として、「したたかさ」が薄く、甘えが残っているのなら、直ちにこれを払拭し、「したたかに稼ぐ企業体質」を身に付けなければなりません。
 またお客様から正当な利益を頂くためには、会社としての信頼はもちろん、技術的な信頼や社員個人としての厚い信頼なくしては成立し得ません。つまり、社員各々が一人の人間として、成長していかなければ、顧客から真の信頼を勝ち得ることが困難であります。業務を通じて、人間として、成長していく事が重要な課題であります。

  私は、昨年の12月に、「中期経営計画2013-2016」を策定しました。各部署の責任者及びプロセス責任者は、この中の課題を克服し、目標を達成すべく、実質的な目標、実践項目を具体的にわかりやすく、トップダウンで示し、早急に、その実行に努めて頂きたいと思います。
 “三つの心ともう一つ”を基本において、社業に務めていけば、組織として、無限大の成長の可能性を秘めていると私は考えています。

 *** 結び ***

  今年、打ち立てた目標を達成する為に、今、やるべきことを明確にして、確実に実践して、最終的には、結果を残していかなければなりません。
 当社の経営理念に掲げる“力強く信頼される(人)企業”になるよう、皆様方のご尽力とご協力をお願い申し上げます。
 本年も、社員の皆様とご家族皆様が、ご健康で幸多き一年であるますよう、ご祈念申し上げ、結びの言葉とさせていただきます。

 

平成25年1月4日

株式会社塩月工業
代表取締役社長塩月啓司

 

株式会社塩月工業
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