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平成27年 社長訓示

2015年01月05日

 

社員各位
                   「おせっかいの文化」
               (平成27年の新春を迎えるにあたって)

 みなさん、新年明けましておめでとうございます。
 平成27年の新春を迎えるにあたり、ご挨拶申し上げます。
 昨年は“アベノミクス”の3本の矢の施策実施により、一時は円安・株高をもたらし景気回復への一歩を踏み出したように見えましたが、消費税の増税、原油価格の高騰等による各種商品の値上がりにより、実質賃金は低下し、景気回復を実感するには至りませんでした。
 福岡市長選挙では現職市長が当選し、年末には衆議院の解散総選挙が行われ、政権与党が圧勝しました。安倍首相は景気回復策を最優先するということですが大都市圏から地方に渡る日本の隅々で景気回復が実感できるよう政策に期待したいと思います。
 社会面ではベネッセの顧客情報流出事件、マクドナルドの期限切れ鶏肉の使用、大韓航空のナッツ・リターン問題等、コンプライアンスに抵触する企業の不祥事が相次ぎ、経営に大きな影響が出る結果になりました。
 昨年も自然が猛威を奮い、短時間で記録的な豪雨を記録した広島での土砂災害、想定外の噴火による御嶽山の火山災害が発生し、甚大な被害をもたらしました。
 2月に行われたソチ・オリンピックで男子フィギアスケートの羽生選手が金メダルを取るなど大活躍し、12月には青色LEDの発明によりノーベル物理学賞を赤崎、天野、中村教授の3名が受賞するという喜ばしいニュースがありました。
 当社では本年も小規模工事が多く施工箇所は九州各地、広島から沖縄までの広範囲となり、より一層、現場と本社が連携をとり、組織的に効率的な現場の運営が必要になってきます。また顧客と日頃からコミュニケーションを充実させ、ニーズの真意をしっかりと捉え、その期待に応える為の効果的な方法を選択し実践して行くことが必要であります。
 昨今より建設業界を取り巻く環境は依然として厳しいものがあります。特に人材不足は非常に深刻な課題であります。技術者の高齢化、若年者の不足・育成の方法等を主眼に新たな対策を講じて、人材に関わる課題を一つ一つクリアにしていかなければなりません。

                 ***** おせっかいの文化 *****

 今や世界の航空業界をリードしていると言っても過言ではない、日本が誇る全日本空輸㈱(略称 ANA)。あの9.11同時多発テロ、リーマン・ショック、東日本大震災など多くの危機を乗り越えて、2013年2月には「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を受賞、定時到着率、欠航の少なさでも「世界一」の評価を受け、2013年,14年の2年連続で「エアライン・スター・ランキング」で五つ星のキャリアの認定を受けました。
 このANAが『どんな問題もチームで解決するANAの口ぐせ』(ANAビジネスソリューション㈱ 著)という本を出版しました。ANAグループ3万人の社員たちは日々何気なく使う言葉「口ぐせ」を持っているそうです。これらの言葉はいつも仕事の現場で交わされていて、その口ぐせの根底には「チームANA」に脈々と流れる「おせっかいの文化」があるそうです。

 人間関係の希薄さが社会問題となっている昨今、企業においても人と人との繋がり、絆を意識して組織を作り上げることが如何に重要であるかを実感するところであります。
 現代の若者たちは人とコミュニケーションをとるにしても電子ツールを通じて行うことが多く、直接、人と接することに恐怖感を覚える者も少なくありません。ネット情報が溢れ人に聞かずとも人に教えられることが無くてもある程度のことを学ぶことができます。しかもこのような媒体による知識の収集は自分本位の偏ったものとなり、その解釈も自分の判断ではなく、他人による解釈が多くを占め、自分で考える力を著しく減退させることになります。また人との繋がりが欠如し、客観的な見解を聞かず、指摘を受けないまま成長をし気が付けば、常識が欠如した、とんでもなく偏屈な大人になってしまうのが現代社会であります。
 そもそも近年の日本の学校教育に問題もあるのかもしれませんが、これを解消するには企業が努力をするしかありません。職業のスキルを上げるのは、もちろんのこと、しっかりと先輩社員からの人として人格の教育を受け、組織で働くことの大切さを理解させることから教え込んでいかなければならないと思います。

                     *** 結び ***

 当社においても長年かけて築き上げたお客様からの厚い信頼があり、他社にはない企業文化も根付いています。これらのいい伝統は確実に引き継いでいかなければなりません。しかし個々の人としての信頼を失うことで、一瞬のうちに企業としての信頼を失うこともあります。
 社員一人ひとりが会社の業務を通じて、人間としての成長を実感できている状態で互いに切磋琢磨し、組織として補い合い、モチベーションを上げて、組織力を十二分に発揮できる企業となっていければ、更に力強く信頼される企業へ近づいて行けるのではないかと思います。その理想に近づくべく新しい企業文化、風土を共に築き上げて行きましょう。
 本年も「力強く信頼される(人)企業へ」の経営理念の下に、皆様方の力を結集し社員とご家族の皆様が健康な一年を無事過ごせますよう、ご祈念申し上げ結びの言葉とさせていただきます。

株式会社塩月工業
代表取締役社長 塩月啓司

 
                                                

株式会社塩月工業
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