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入社式(平成31年度)を開催しました

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2019.04.01

新入社員 各位
 

平成31年 入社式を迎えるにあたって

 平成31年の入社式を迎えるにあたり、ご挨拶申し上げます。
 本日、当社の仲間となって頂きました新入社員の皆さん、全社員で歓迎すると共にお祝いを申し上げます。
入社おめでとうございます。

 会社の現況に少し述べさせてもらいます。
 当社は土木工事の分野で、地下鉄等の都市土木、ダム、橋梁、造成、河川や海上での構造物、上下水道、道路工事など多種多様で幅広い工種で難易度の高いものを施工しています。皆さん自身も日本で一流の技術力の高い土木工事を経験することができます。

 現在では、… 中略 … 

 このように、人の目につく場所でも、そうでないところでも、エネルギー関連、交通網関連などの社会基盤を整備する事業、災害復旧に貢献する事業、観光促進など経済活動を支える事業等、様々な分野で、社会に貢献する事業に、当社の社員の技術が生かされております。

 私は、入社式の場で、新入社員の皆さんに、毎年、同じことを伝えています。
 今日の日を境に皆さんは社会人になりました。親のお世話になっていた昨日と今日とでは、全く違う変化がたった今、起きました。この変化とは、どういうことなのかを今日は考えてもらいたいと思います。その為に、考えるテーマを3つと私なりの考えをお伝えしておきたいと思います。
 一つ目は、給料を貰うという事です。
 今日から会社に在籍することになりました。毎月、給料が自分の口座に振り込まれます。それは労働の対価であるのでは、当たり前です。しかし、別の角度からも考えてもらいたいと思います。
 土木の仕事は経験工学と言われています。いくら机上の学問を積んでも、経験を積まなければ現場においては、全く役に立つことはありません。これから現場で長い時間をかけて、実績を積み重ねた結果、10年20年後に実力をつけて、初めて会社に貢献することができるようになります。会社は、その時の為に、ずっと給料を払い続けます。本当の意味で、自分の仕事の対価としての給料を貰えるようになのは、まだまだ先の話です。
 二つ目は、税金や社会保険を納める事です。
 自分が稼いだお金の中から税金や社会保険を納めることです。この行為によって、初めて、社会が認める社会人となります。納税を含めて、様々な形で社会に貢献することが社会人としての義務なのです。実際は、税金も社会保険料も会社の給与から差し引かれて、給与を支給されるので、支払う意識はあまりないのが現状ですが、社会人の義務を果たす最初の行為がこれなのです。義務を果たす事と、これに伴って、責任もかかってきます。今までのように一人の個人ではなく、塩月工業に所属する社会人であるということに、劇的に変化するのです。
 そして、三つ目は、会社が皆さんに将来期待する事です。
 当社の土木という仕事を通じて、多くの事を学ぶことが出来ます。技術的な知識や経験はもちろんですが、大人としての礼儀や常識、人との付き合い方、接し方、組織での行動の在り方など、様々なことがあります。ゆっくり時間をかけて、成長してもらいたいと思います。
 私はこの成長の結果「自分で物事を考え、意思を持って、行動する人間になってもらいたい」と考えています。
 近年は、スマホやパソコンなど、受動的に知識を提供する道具があふれています。こんな便利な道具が無い時代は、苦労して人に教えを被る事や資料や書物で調たり、データを集めて調査、分析をしていました。今では、凄いスピードで、そのツールにキーワードを入力するだけで、情報があふれ出てきます。その情報を受け、自分で考える暇もなく、解析もせず、自分の答えまで出してくれる世の中になってしまいました。これが人間にとって、便利なものであって、かつ有益なものと言えるのか、大変、憂慮すべきことだと危機感を感じています。
 私は、この会社での仕事を通じて、まずは与えられたもので学び、徐々に、自分の力で考え、受け身ではなく、能動的に行動し、自分だけの発想や思考をしっかりと持って、自分の力で生き抜いていくことが出来る人間に成長してもらいたいと思っています。その結果、家族や会社、周囲に認められる人間になることが何よりも、皆さんの幸せになる条件ではないかと思います。

 自分が成長することで、結果的に今までにない素晴らしい仲間の輪を広げていくことができます。皆さんには無限の可能性があります。会社は単にお金を稼ぐ目的の場所ではありません。これからの人生で起こり得る様々な喜怒哀楽を如何に、逞しく楽しく過ごして行けるかは自分自身の努力と今から苦楽を共にする仲間にかかっています。
 そんな素晴らしい仲間が会社には沢山在籍しています。精一杯、仕事に励み悩み苦しみ、そして楽しみながら自分を磨いていってください。たった今スタートしたあなた社会人生活における活躍を楽しみにしています。

                                       平成31年4月1日
                                      株式会社塩月工業
                                  代表取締役社長塩月啓司

 H31入社式①H31入社式②

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