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平成31年 社長訓示

2019年01月04日

                                                                              平成31年1月4日
社員各位
                                   会社の文化を見直す
                             (平成31年新春を迎えるにあたって)

  社員のみなさん、新年明けましておめでとうございます。
  平成31年の年頭にあたり、ご挨拶申し上げます。
  昨年は、今年の漢字に「災(わざわい)」が選ばれました。全国的に災害が多い年でありました。6月に、大阪府北部を震源とした地震が発生し、ブロック塀が倒れ小4女児が死亡する痛ましい事故がありました。7月には、西日本が記録的な豪雨に襲われ、死者220名以上となる平成最悪の気象災害となりました。8月には、台風21号が四国、近畿を縦断し甚大な被害をもたらしました。9月には、北海道の胆振(いぶり)地方を震源とする最大震度7の地震が発生し、国内初の全域停電が起こり、土砂崩れ等により41名の犠牲者が出ました。
  企業の不祥事も続きました。KYBのダンパー検査データの改ざん、パイロット飲酒問題、日産自動車会長のカルロス・ゴーン氏が金融商品取引法違反容疑で逮捕される等、企業と日本人の倫理観がどこか変わってきているのではないか、と思われる事件が相次ぎました。
  スポーツ界では、明るいニュースと暗いニュースに二分されました。平昌冬季五輪では、日本の冬季最多となる計13個のメダルを獲得し、サッカー・ワールドカップロシア大会で日本は16強入りし、大リーグに挑戦した大谷選手は二刀流の活躍を見せ、新人王に選ばれました。一方、日本相撲協会の度重なる諸問題、アメリカンフットボールのタックル事件で、日大の監督とコーチが除名処分になり、日本レスリング協会強化本部長によるパワハラ問題、ボクシング日本連盟会長による助成金流用指示が告発されるなど様々な不祥事が相次ぎました。
  社会面では、地下鉄サリン事件など一連のオウム真理教事件の首謀者として死刑が確定した教祖の松本智津夫死刑囚ら教団元幹部の死刑囚13人全員の刑の執行が終了し、平成の終わりと共に事件が終焉に向いました。安倍首相が自民党総裁選で連続3選を果たし、通算在職日数は戦後の総理では3位になり、安定した政権基盤を築いています。2020年の東京オリンピックに続き、2025年に国際博覧会(万博)の開催地に大阪が決まり、相当な建設投資が見込まれ、業界にとっては喜ばしいニュースもありました。

                                 ***** 当社について *****

  当社は、直近10年の間、休業災害は一件も発生しませんでしたが、昨年、2件の休業災害が発生しました。これにより、お客様から安全に関する指導店社の指定を受けることとなり、信頼を大きく失墜する事態となりました。当社の安全管理レベルが低いとは考えていませんが、何らかの気の緩みがあった事は否めません。当社の基本としている作業打合せの手法とリスクアセスメントを再度見直し、基本に返って、継続していく事が重要であると思います。信念をもって、基本的な事項を日々実践していけば、絶対に事故は防げるはずであります。各所長を筆頭に、現場全員が一丸となって、揺るぎない安全管理活動を推し進めて頂きたいと思います。
                                         ~中略~
  本年も様々な工種の危険な施工が継続します。各所長は基本を絶対に疎かにしないように厳格な  気持ちを自ら示し、現場を組織的に円滑に運営することが重要であります。
  会社の使命は、仕事を通じてお客様に喜んで頂き、真の信頼を得る事であります。その目的達成の為に、各所長が自らの職務に誇りと自信を持ち、自分が主体となって、真摯に現場の施工にあたって頂きたいと思います。

                         ***** 組織と人の役割、目的と目標 *****
 
  昨年10月に、ある講演会を拝聴させてもらいました。若手経営者の会だったので、組織の育て方の話で、講師は元塾の先生、現在、教育コンサルタント業務で活躍されている方であります。その先生のお話を私なりに、解釈させて頂いた内容をお話したいと思います。
  テーマは「組織の文化を見直し、劇的に成長する組織に変える方法」でありました。
  まず、みなさんの所属している組織、大小関わらず、自分が創り上げた文化があるでしょうか?人間は一人でじっとしていても、成長することは出来ません。誰しも、組織に属して、その中でのみ成長することが出来ます。組織に存在するとその人の役割が生まれます。その役割は周りに役に立つことから生まれてきます。役に立つと信頼が生まれてきます。リーダーの仕事とは、その人の長所を見抜き、役割がその人の長所の中に存在することを気づかせることであります。組織の中で、自分の役割に気づき、それが働く目的になった時、その組織は過度の管理は不要になっていきます。組織の中で、指示がなくても、自然と良い方向へ動き出すのです。
  ここで、目的と目標の違いについて考えてもらいたいと思います。目的とは、何の為に?を考え、人の役に立つこと、喜んでもらうことを考える事であります。一方、目標とは、収入の増、地位の向上、成績の向上など、指標となるものを目指して行くことであります。目的は利他の考え、目標は、利己の考えとも言えます。私はどちらも必要と考えますが、目的をしっかり共有し、行動する組織を組み立てることが出来れば、恒常的に成長していくことが出来ると考えます。

              ***** 会社の文化を見直し、劇的に成長する組織に変える方法 *****

  それでは、組織が恒常的に成長して行く為の4つのステップを確認して頂きたいと思います。
◆STEP1 「目的を組織で共有する。
(1)自分の組織に、目的を共有できていますか? ※共有とは、伝達するだけではありません。
(2)目的を共有する為に必要な2つの基盤がありますか?
※その基盤とは、愛がある人間関係(優しさ〇・甘さ×)と 規律ある文化(厳格〇・冷酷×)
◆STEP2「組織は、ノームで動く。
※このノームとは、組織において暗黙のうちに了解されている規範・標準・ルールであります。
※このノームには、良いノームと悪いノームがあります。
(1)リーダーシップを発揮するには、この良いノームを組織で、育んで行かなければなりません。
(2)ノームを形骸化させないようにするには、最小単位の組織で理念を育てなければなりません。
◆STEP3「自分が源泉になり、文化を築く。
(1)自分が源泉とは、相手が悪いので、こんな結果になってしまったと考えるのではなく、「自分の
周囲に起こる全ての現象は、自分が創り出した結果である」と捉える事であります。
(2)源泉となった自分が、ノームを指示や制度で終わらせるのではなく、文化に到達させる事です。
◆STEP4「相対的な評価と絶対的な評価で成長する。
(1)対(つい)を絶とうとしていないか?
※人や概念は、全て相対性の中で、対をなして存在する。これは陰陽学の(光と闇・表と裏・長所
と短所・自分と他人など)相反する対があるからそこに存在しているという考え方。
※自分が相手を変える事は決して出来ない → 自分が変わることで相対的に成長する方法を選ぶ。
 (例)ミツバチの2:6:2の法則:ミツバチの巣の中は、よく働く蜂、普通の蜂、怠ける蜂が概ね、
2:6:2の割合で構成されています。2割のミツバチだけ集めても、6割りだけを集めても、最終的に同じ配分になります。このミツバチは、スズメバチの襲撃にあった時、日頃、働かない蜂も総出で峰球を作り、羽をこすり、スズメバチの致死温度にして、スズメバチを撃退します。
(2)リーダーは、組織の文化を形成し、組織内の各々の役割を理解しながら、自らのリーダーシップによって、組織を牽引することによって、組織も個人も成長していく。
(3)更に、相対評価(他と比較した評価)と絶対評価(個々の評価)の双方の評価をリーダーが、的確に与え、意識させる事によって、劇的に成長することが出来るのです。

                                     *** 結び ***

  今年はイノシシ年であります。干支の双方で言うと、己亥(つちのとい)であります。昨年は、変化の年だったと言われ、今年はチャンスが巡ってきて、芽が出る年と言われています。
  4月30日に天皇退位、5月1日には新天皇が即位し、新元号に変わります。私自身も組織の中で共に成長し、変化していく為に自分が変わるしかない、自分が変わることで、組織そのものが変わることを念頭に自らの職務に取り組んで頂きたいと思います。
  2019年新たに始まる時代に向って、一丸となって力強く前進して行きましょう。
  本年も「力強く信頼される(人)企業へ」の経営理念のもとに、社員とご家族の皆様が、健康で安全な一年を無事過ごせますようご祈念申し上げ、結びの言葉とさせていただきます。

                                                                            株式会社塩月工業
                                                                     代表取締役社長 塩月啓司

株式会社塩月工業
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