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入社式 社長挨拶 2024年度

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2024.04.01

新入社員 各位

令和6年度 入社式を迎えるにあたって

 令和6年の入社式を迎えるにあたり、ご挨拶申し上げます。
 本日、当社の仲間となって頂きました新入社員のみなさん、全社員で歓迎すると共にお祝いを申し上げます。
入社おめでとうございます。
 当社の技術は社会基盤を整備する事業、エネルギー関連や観光事業等の経済活動を支える事業、そして災害復旧に貢献する事業等、様々な分野で社会に貢献しています。当社の社員は自らの技術に誇りをもって、この業務に取り組み、社会貢献できる喜びと共に志を高く、充足感に満ちた人生をおくっています。
 さて皆さんは今日を境に社会人となり、塩月工業の一員となりました。親のお世話になっていた、または別の団体にお世話になっていた昨日と今日とでは大きな変化が起きました。この変化とはどういうことなのかを考えてもらいたいと思います。この変化のうち三つのお話をさせてもらいます。
 一つ目は、会社から給料を貰うという事です。今日から毎月給料が自分名義の口座に振り込まれます。職務を遂行する対価として給料がもらえます。しかし土木の仕事は経験工学と言われています。いくら机の上で学んでも経験を積まなければ現場では全く役に立つことはありません。これは事務職でも営業職でも同じことが言えます。これから実績を積み重ねて、5年10年後に技能や技術が身に付き、初めて会社に貢献することができるようになってきます。会社はその時まで、ずっと給料を払い続けます。自分の仕事が世の中に価値を生み出すことが出来るのは、まだ先の話となります。
 二つ目は、税金や社会保険を納める事です。親からもらったお小遣いで買い物して消費税を払うのと、自分が稼いだ給料から消費税を払うことや所得税や社会保険を納めることは全く違うことです。これは社会人の義務であり、初めて社会が認める社会人となります。これに伴ってくるのが責任です。これからは塩月工業に所属する社会人であるということをしっかりと自覚していかなければなりません。
 そして三つ目、私が最も皆さんに変化して欲しいと思うことをお話します。当社では業務を通じて、多くの事を学ぶことが出来ます。技術的なことはもちろん、大人としての礼儀や常識、組織での行動の在り方等、様々なことがあります。これから時間をかけて、成長してもらいたいと思います。
 近年は情報過多の時代で、スマホやパソコンなど受動的に知識を提供する道具が溢れています。しかし当社の仕事においては、ChatGPTのようなIT機器に質問しても、正しい答えは絶対に出てきません。まずは先輩社員から与えられた仕事で学び、経験を積み上げること。そして受け身ではなく、能動的に行動し、徐々に自分の発想や思考を持てるようになること。その結果「どんな難題に対しても、自分で考え、意思を持って、行動できる人間になってもらいたい」と考えています。
 会社は単にお金を稼ぐ目的の場所ではありません。これからの人生で起こる様々な喜怒哀楽を如何に、逞しく楽しく過ごして行けるかは自分自身の努力と仲間にかかっています。そんな素晴らしい仲間が会社には沢山在籍しています。精一杯、仕事に励み、悩み、楽しみながら自分を磨いて色々な変化をし、自分自身の進化となって、成長していってください。
 たった今スタートした、みなさんの社会人生活と当社での活躍を楽しみにしています。
 ようこそ塩月工業へ、ともに頑張りましょう。 本日は、おめでとうございます。

 
代表取締役社長 塩月啓司

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