建設業の魅力
日本の建設業界は元来「創造への喜び」を魂に秘め、匠の技を磨きながら発展を遂げてきました。ところが経済の低迷と共に過当競争に走り、大切な魂や長年育んできた技術の伝承が忘れ去られようとしています。労働力不足による混乱の中、構造改革や働き方改革と銘打ち、机上での労働時間削減を模索し、益々ものづくりの現場とのねじれ現象が加速しています。
今、この業界が見出すべく希望の光はバブル期のような華々しい幻想ではなく、若者が求める余暇の在り方でもないと、私は考えます。
それは「ものづくりへの崇拝の念」の原点に立ち、地道な鍛錬によって、その付加価値を世に生み出すという高い志と誇りを抱く場所に辿り着くことであり、それが“建設業の魅力”であると信じております。 若者たちにとって、この建設業界は社会に貢献することを実感し働く充足感と自らの存在に“志と誇り”に満ちた幸せな人生を贈ることができる場所であります。
塩月工業は「力強く信頼される企業へ」を経営理念に掲げ、お客様から真の信頼を頂くよう努めて参りました。昭和48年の創業以来、ひたむきな‘ものづくり’への姿勢と努力と共に、様々な難局を乗り切ってきました。おかげさまで現在では幅広いお客様にご愛顧頂けるようになり多岐にわたる工種をご発注頂いております。
弊社は商社でもなく、ゼネコンでもなく、社員が直接、施工に携わりながら管理が出来る‘施工業者’であります。餌場を求めて彷徨う大きなクジラではなく、小さな鰯のような施工業者は、いくら建設市場が縮小されても、無駄を省き、知恵を絞れば、大海原を悠々と大群で泳げることができます。そしてこの荒波の中で生き残るのは「しっかりと質の高い‘ものづくり’をする会社」であると確信しています。
弊社の強みは、専門業種の組み合せで成り立っている建設業において、複数の工種を施工できる多能工化を実践していることにあります。複数の工種を少人数でロスなく施工し、作業効率を向上させること、更に幅が広い施工実績に裏付けされた職員の高い管理能力と統率が効いた組織力であります。世の中が変化しても決して変わらない「ものづくりの原点」を追求しながら、管理能力、組織力、多能工化に対する重要性は全社員に植え付けられています。
これからも変化するお客様や社会のニーズを的確に捉えて、お応えすること、そして弊社の「真の価値」を理解して頂き、お互いに喜びを共有できる関係を築き上げたいと考えています。皆様方のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
令和4年1月吉日
株式会社塩月工業
代表取締役社長 塩 月 啓 司
建設業の魅力を発信しようと、作成した映像です。是非ご覧ください。
後半の土木工事現場は、弊社の施工現場です。