品質管理

ISO

弊社は、品質マネジメントシステム【ISO9001】の認証取得、労働安全衛生マネジメントシステム【OHSMS】導入に関して、コンサルタントに一切頼らず、マニュアルの作成、運用など全ての工程を社内の職員のみで、行いました。

なぜ自力で?

  1. ISOのシステムと社内の仕組みを分析した結果、創業以来の良き伝統と仕組みを取り入れながら、ISOの運用を実現したかった。
  2. 外部からのシステムを導入すると形骸化する恐れがある。
  3. 認証取得に関する費用を抑えたい。

なぜ取得・導入が必要か?

  1. 社員の意識改革と企業体質の強化。
  2. 社内の責任と権限の明確化。
  3. モノの品質 と 会社のシクミとしての品質の向上。
  4. 顧客の発注条件にISO認証取得が条件化されているところがある。

自力で取得・導入したメリットは?

  1. 社内で客観的に業務分析、要求事項への適合を行ったことで、実態に即したシステムを構築することができた。
  2. 責任と権限が明確になり、業務改革だけでなく意識改革にも繋がった。
  3. OHSMSは基本的な考え方がISOと同じであるため、スムーズに導入できた。
  4. 自力での取得・導入を行ったので、外部費用が低減された。

取得までの経緯

ISO 年月 OHSMS
コンサルタントの話を聞く 1998年8月~  
取得へ向けてキックオフ!
【その後】
ISO委員会2回開催
審査員養成講座1名受講
内部監査員養成講習5名受講
1998年12月~  
品質マニュアル第1版 制定
【その後】
品質マニュアル3回改訂
審査機関のマニュアルチェック1回
審査機関の予備審査2回
1999年12月~  

JQAによる登録審査

2000年6月~  
ISO9002(1994年版)認証取得
【その後】
品質マニュアル1回改訂
定期審査1回
2000年7月~  
  2001年2月~ 導入へ向けてキックオフ!
労働安全衛生マニュアル作成開始
ISO9001(2000年版)への移行活動開始
【その後】
品質マニュアル2回改訂
定期審査1回
2001年3月~  
  2001年5月~ 労働安全衛生マニュアル第1版制定
OHSMS導入開始!
【その後】
労働安全衛生マニュアル2回改訂

現在に至る
品質マニュアル(2000年版)作成開始 2001年12月~  
品質マニュアル(2000年版)第1版制定
【その後】
品質マニュアル(2000年版)1回改訂
審査機関の文書チェック1回

定期審査2回
2002年1月~  
ISO9001(2000年版)への移行審査1回 2002年9月~  
ISO9001(2000年版)認証取得
現在に至る
2002年10月~  

取得までの苦労

  1. 「文書」と「記録」の概念を理解すること、文書化する事や記録をとる事に疎い社内の体質を変えること
  2. 馴染みの薄い語句やその解釈を理解するのに時間を要した。
  3. 導入前の業務の流れとシステムを整理して、結びつける作業が困難であった。
  4. 導入当初の定期審査では、審査員の常識がこちらの常識ではなった。修正を繰り返した。
  5. 社員に対する教育。システムを周知徹底させること。

今後の展開

  1. 如何にシンプルなマニュアルにするか。無駄は省く。
  2. 社内の全てのプロセスで、企業として、強固な体質に成りえるシステムにする。
  3. 教育を繰り返し、行う。
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