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重機災害防止の社内教育(講義・実技)実施状況

お知らせ

2008.11.17

平成20年11月1日(土)、本社会議室及び当社現場おいて、重機災害防止に関する講義及び実習による社内教育を実施しました。

1.講 義

(1)重機による災害を根絶するには
 ①作業手順書を確実に活用する。
 ②KY活動、リスクアセスメントを現場の実状にあった方法で行う。
 ③「自分の身は、自分で守る」を心掛け、不安全な設備、行動を排除する。

(2)災害事例を用いた教育
 ①災害発生内容の説明。
 ②各災害内容、原因に関して、全員で討議。
 ③今後、同類の災害を発生させないため、安全対策を全員で確認した。

(3)安全帯について
 ①安全帯の点検を各工事事務所で適宜、実施すること。
 ②安全帯が切れて転落する災害が発生しているので、点検を強化し、早めに交換すること。
 ③作業内容に応じて、リール帯、ロープ式を選択して使用すること。

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■まとめ

 ①当社の作業は、高所作業、クレーン作業が多いので、事故事例を参考にして災害防止に努める。
 ②重機作業は、オペの能力に頼り、作業員の目が届きにくい傾向があるので、周囲からの目を
  光らせ、全員で安全管理を行う。
 ③「作業手順書」の的確な利用を行なうこと。
 ④「作業・安全指示書」を使用して、作業に従事する最小単位の作業班によって作業手順の確認、
  リスクアセスメントを実施し、職長が的確な指示を行い、危険を見る目を全員で光らせ、
  災害の撲滅に努めること。


2.実技教育

当社施工現場にて、重機、玉掛け関連の実技教育を行った。

課題①
『4tユニック車により架空線下へ排水溝を設置する』

模 範 : 架空線に対してブームを斜めに入れ、ワイヤーではなく、ブームを倒して据え付ける。
      ⇒架空線に対して、荷を降ろしたときにブームのバウンドで、架空線に接触する危険性を
       考慮した作業方法をとる。

課題②
『16tラフタークレーン車による長尺物吊り込み作業(縦吊り、架空線越し)』

模 範 : (1)事前に作業指示を行う。
       (2)無線を使用し、的確な指示を行う。
       (3)2本のワイヤーで吊る。
       (4)布バケツにも別な介錯ロープをつけ、電線に当らないような指示をする。
       (5)レバーブロックで荷締めする。

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課題③
『排水溝(二次製品)を谷越しに設置する(バックホウ・クレーン仕様を使用)』

模 範 : (1)玉掛者は、適切な荷重確認、指示をすること。
       (2)玉掛者は、警告ブザーが鳴ったときには、作業中止を即座に指示すること。

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課題④
『0.2バックホウによる掘削作業(都市土木想定)』

バケット幅で1mの深さまで掘削する。埋設管の有無は不明。

模 範 : (1)一部分だけの手掘り確認をするのではなく、掘削範囲全体を手掘り確認すること。
       (2)手掘り確認した深さ分の掘削を行うこと。

■まとめ

 (1)オペレーター、玉掛け者、職長の判断を総合して、的確な判断を行うこと。
 (2)思い込みで作業を行わない。
 (3)事前の作業打合せを的確に行い、決めたことを確実に実施すること。

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