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平成26年度 入社式 社長あいさつ

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2014.04.01

 平成26年度 ㈱塩月工業 入社式を挙行するにあたり一言ご挨拶申し上げます。
  新入社員の皆さん、誠におめでとうございます。全社員を代表しまして、お喜び申し上げます。

 今日から皆さんは、学生時代と違って、社会人の一員となります。学生と社会人では何が変わるか、おわかりでしょうか?本日平成26年4月1日から国の政策で、消費税率が5%から8%に上がりました。これは学生も社会人もモノを買えば支払いをしますが、日本国民が国に払うお金は、これだけではありません。税金としては所得税があります。会社に入ると、毎月のお給料からこの所得税を支払うことになります。また企業に入ることで厚生年金や健康保険に加入することも義務となります。それに加え、将来、給料が増え、車や家を持つようになると資産税なるものも支払うようになります。つまり今日からは今まで育てて頂いたご両親たちを通じてではなく、皆さん一人一人が直接、日本という国家と一国民という関係になるわけです。今日からは、その自覚を持って、行動しなければなりません。
 近年、パソコンや携帯電話等のコンピュータの普及によって、バーチャルな世界が氾濫しています。このことによって、人は「一人でも生きていけるのではないか」という錯覚に陥って「何のために働かなければいけないのか?」という考えさえ持つようになりました。人は決して一人では生きていけません。人は必ず「人から認められたい、褒められたい、感謝されたい」と思う動物です。顔が見えないバーチャルなものは刹那的な楽しみがあっても生きる喜びを感じることは、決して出来ません。
 当社は、技術を売りものにしている会社です。技術は人がモノを作り出した時から始まっています。人が道具を作り出し、その道具が様々な生産を産み、多くの付加価値を作り出しました。これが評価され、信頼を得る。信頼を得てその対価として利益も得ることになる。これが人間の経済活動の基本であります。
 今後、皆さんは「ものづくり」という技術を売る過程で色々な問題が発生してきます。課題も出てきます。そしてそれを乗り越えようと、目標を持つようになり、それを達成することが出来て、少しずつ喜びが生まれてきます。今、これに向き合うことがスタートしたわけです。焦る必要はありませんが地道な努力をして一緒に働く仲間にとって真の意味で会社の一員として認めてもらえるように頑張って頂きたいと思います。
 ここに同席している先輩社員は、全社員の極一部ではありますが、この顔を見て頂ければわかると思います。全社員が今の仕事に誇りを持って働いています。先輩社員は新入社員の皆さんが早くこの会社の雰囲気に慣れてその一員となって共に苦楽を共に出来ることを楽しみにしています。どうか新入社員らしく先輩社員に元気よく、ぶつかって行ってください。
 本日、入社された皆さんが一人の人間として社会に貢献でき、必要とされる人間に成長することを心からご祈念申し上げまして、入社のお祝いの挨拶とさせていただきます。
 

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