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平成26年度 安全大会を開催しました。

お知らせ

2014.06.30

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『平成26年度 安全大会』を開催しました。

 平成26年6月28日(土)14時30分より、春日市商工会館で、『平成26年度 安全大会』を開催しました。

 当日は安全大会に先立ち10時より、全社員が参加し、地元の春日神社で安全祈願を行いました。

 ご来賓の方々には土曜日のお休みのところ、ご出席いただき、また貴重なご祝辞を賜り、誠にありがとうございました。協力会社の皆様には、お忙しい中、また遠方よりご出席頂きまして、ありがとうござました。

平成26年度 塩月工業 安全大会 社長挨拶

  当社の昨年度の安全成績は、全37カ所の現場において、延労働時間 348,637時間に対しまして、休業災害ゼロを達成することが出来ました。しかし熱中症と転倒による不休災害が2件発生し、目標としていた「完全無災害」を達成することができませんでした。ヒューマンエラーの防止を目標に掲げていたにもかかわらず、残念な結果となりました。

 本年度は、昨年同様、多くの現場の施工が見込まれております。職員一人一人の管理能力が尚一層、試されることとなります。災害を摘み取る一歩を積み重ね、目標を達成できるよう更なる努力をお願い申し上げます。

 近年の災害の原因で、最も多いのは‘ヒューマンエラー’と言われております。日本の建設業では設備や機械器具の不備が原因による災害は減少していることは間違いありませんが、現場に危険な個所が無くるなることは、決して有り得ません。これは私の持論ですが事故原因をヒューマンエラーで片づけることは、責任逃れの象徴であるのではないかと思っています。

 ここにいる皆さん、殆どの方が携帯電話やパソコンをお持ちだと思います。この便利な道具に依存しすぎてはいないでしょうか?私もその一人だと思っています。以下、少しだけ私が読んだ本(「男の条件」永松茂久著 きずな出版)の中の一説をご紹介したいと思います。

 年齢が40歳位以上の方々には通じる話だと思いますが、まだ若い頃、子供頃、好きな女の子と話がしたい、もっと近づきたい…と思った時、連絡を取る方法として、どのようにしていたでしょうか?まずは直接、面と向かって話す、手紙を渡す、家の固定電話に電話する、ことくらいしかありませんでした。自分の家の電話機の前で、どうか本人が出てください!決して、母親ましてや父親が出ませんように!と祈りながら電話をかけていませんでしたでしょうか?…さらには本人ではなく親が出た時のこと、いろんなパターンを想定し、危険予知をして、電話の前に向かっていたはずです。このことが相手の事を考え、自分を磨く事につながっていたはずです。頭の使い方が全く違ったはずです。

 今はどうでしょう? 相手の家族の事、本人の状況でさえ何も考えずに、電話する、メールする、ラインするで、いつでもどこでも自分本位の時間や考えによって全てを簡単に実行します。この便利なツールによって、世の中は時間を削減し気苦労をせずに素晴らしい世の中になりました。しかし失ったものは大きいです。不敏だからこそ強くなれる。果物は厳しい環境の中で美味しくなっていくものです。

 今朝の新聞にも‘心の病’の労災認定が増えている記事が載っていました。コミュニケーションがうまく取れないのは、現代人の全員の病気です。便利なものは使って当然のことですが相手を思いやる気持ちを大切にして会話をする。その努力を怠らない。災害の原因、ヒューマンエラーの原因は殆どがコミュニケーションの欠落です。日常の会話の在り方は、もちろん指示の出し方、お願いする時の言葉の発し方を一歩踏み込んで、考えて工夫して慎重に会話することを心掛けていくと、きっと新しい世界が広がっていくと思います。

 本年度の当社安全衛生スローガンは「決めた事 守る勇気と続ける努力 基本に返り 『指差呼称』」であります。本年度も「絶対に災害を防ぐ」という強い意思を保ち、完全無災害を達成する為に心を一つにして、絶えまぬ努力をお願い致します。

 本日は、やや長時間になりますが最後の懇親会まで有意義な時間が過ごせますよう皆様方のご協力お願い申し上げまして私のご挨拶に代えさせていただきます。   ご安全に!

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