平成29年度 入社式 社長あいさつ
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2017.04.04
平成29年の入社式を迎えるにあたりご挨拶申し上げます。
本日、当社の仲間となって頂きました新入社員の皆さん、全社員で歓迎すると共にお祝いを申し上げます。入社おめでとうございます。
1.会社の現況
当社は土木工事の分野では地下鉄などの都市土木、ダム、橋梁、造成、河川や海上での構造物、上下水道、道路工事など多種多様で幅広い工種で難易度の高いものを施工しています。皆さん自身も日本で一流の技術力の高い土木工事を経験することができます。
現在は、福岡市営地下鉄の延伸工事、原子力発電所の再稼働に向けた工事や水力発電ダムの改修工事など、沖縄では駐留米軍基地関連工事、昨年発生した熊本地震によって、被害にあった熊本城の石垣の修復工事など、社会的に注目度の高い事業にも多く参画しています。
2.社会人になるにあたって
今日の日を境に皆さんは社会人になりました。親のお世話になっていた昨日と今日とでは、全く違う変化がたった今、起きました。この変化とは、どういうことなのかを考えてもらいたいと思います。今日は2つだけお話しておきたいと思います。
一つ目は、給料を貰うということです。今日から会社に在籍している限り、毎月、給料が自分の口座に振り込まれます。土木の仕事は、経験工学と言われています。いくら机の上で理解できても経験を積まなければ現場では全く役に立つことはありません。それでも会社は給料を支払います。これから現場で実績を積み重ねた結果、実力をつけて、初めて会社に貢献することができるようになります。本当の意味で、自分の仕事の対価としての給料を貰えるようになのはまだまだ先の話です。
二つ目は、税金や社会保険を納めることです。自分が稼いだお金の中から税金や社会保険を納めることです。この行為によって、初めて、社会が認める社会人となります。納税を含めて、様々な形で社会に貢献することが社会人としての義務なのです。
3.会社が皆さんに将来期待すること
この土木という仕事を通じて、自分で物事を考え、意思を持って、動く事ができる人間になってもらいたい、と考えています。近年、コンピューターという受動的に知識を詰め込まれる道具があふれて、情報過多となり、自分にしか出来ない考え方が減ってきています。周囲の皆さんに認められる自分自身の発想や思考をしっかりと持って、与えられたものではなく、能動的に自分の力で生き抜いていくことが出来る人間に成長してもらいたいと思っています。その結果、家族や会社、周囲に認められる人間になることが何よりも、皆さんの幸せになる条件ではないかと思います。
自分が成長することで結果的に素晴らしい仲間の輪を広げていくことができます。皆さんには無限の可能性があります。会社は単にお金を稼ぐ目的の場所ではありません。これからの人生で起こり得る様々な喜怒哀楽を如何に、逞しく楽しく過ごして行けるかは自分自身の努力と今から苦楽を共にする仲間にかかっています。そんな素晴らしい仲間が会社には沢山在籍しています。精一杯、仕事に励み悩み苦しみ、そして楽しみながら自分を磨いていってください。たった今スタートしたあなた社会人生活における活躍を楽しみにしています。
平成29年4月1日
株式会社塩月工業
代表取締役社長塩月啓司