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令和2年 安全集会を開催しました。

お知らせ

2020.07.01

 令和2年度 塩月工業 安全集会を開催しました。
コロナウイルス感染症によって、来賓、協力会社の皆様をお招きしての安全大会を開催するには至りませんでしたが、当社の安全管理の重要性を再認識する為に、会社幹部に限定しての実施としました。

 当社は、今年、大きな転換期を迎えることになると考えています。昨年度から元請工事は順調に受注していますが、現在施工している大型物件がピークを過ぎ、今後のゼネコン物件は九州全体として少なくなってきており、近郊の受注の見通しが立っていません。
 そんな中、遠隔地の現場の引合いを数件頂いており、今後遠方での工事を受注することが増えていくと考えています。もちろん福岡近郊の物件は受注していかなければなりませんので、おのずと社員の皆さんのリーダーシップが大変、重要となります。

 私は当社の社員が今のうちに改善し、身につけておかなければならない事があると思っています。それはどんな社会でも通用する常識ある言動が出来ること、井の中の蛙でも、馴れ合いでも無い関係で、協力会社やお客様、近隣の方々にも、交渉が出来る人間になることが必要だと考えています。日頃から言葉使いや身なり、交渉方法をもう一度見直すこと、自分の存在そのものが会社を代表して存在している事を再認識して行動して頂きたいと思います。

 「国家の品格」という著書で有名な数学者の藤原正彦さんが『本屋を守れ、読書は国力』という本で、読書、日本語を学ぶことの重要性を訴えています。
 インターネットから得た情報は人間の知力、学力を低下させる。グローバルな世の中で膨大な情報網とスピードはもはや常識でありますが、今、必要なものは読書である。情報過多の世の中でこそ読書をすることで時間をかけて自分と向き合う時間を作らなければならない。もしそうでなければ人間の能力は衰えていく。今こそ読書である。日本人は諸外国と同じような英語至上主義は捨ててしまっていい、国語を学べ!と。

 このコロナ禍で、マスコミは不安を煽る報道ばかりを毎日流しています。私自身もそうですが現代の時事の情報源はTVやインターネットが大半であります。この受け身の情報源は自分が事実の判断をする間もなく結論まで含めて情報を押し付けてきます。専門分野でもないコメンテーターの話があたかも正しい結論のように訴えかけてきます。そうなると自分で物事を考える事が無くなり真逆の情報もたくさん受け入れて、思考も狂ってしまい下手をすればノイローゼになる方もいます。
 こんな時こそ企業や組織のトップであり一家の主でもある私たちは、正しい判断能力を持つこと、日頃からその訓練もしておかなければならないと痛感しました。

 新聞を読まない人も多いと思います。ネットニュースで済ませている人が多いです。
 そんな中、私は社員との会話にも気になる事があります。それは会話の冒頭に単語を言って相手の反応を伺うことです。これは完全にネット病です。ひどい時は単語だけしか言わない者もいます。インターネットの情報は重要なキーワードを見出しにつけて、読むか読まないかを判断するように仕向けています。日頃の会話でも最初に単語を言う癖がついているのだと思います。
 この手法の会話は相手に大変失礼なことです。残念ながら、あらゆる場面で頻発している会話です。これは当社から撲滅させてもらい、新聞を購読する事、本を買って読書をし、自分と向き合う時間を作ることを実践して頂きたいと思います。
 会社の変化と共に自らの長所と短所をしっかり見つめて自らが変化し成長するための努力をして頂きたと思います。

 令和2年度の当社の安全衛生スローガンは、
「指差呼称 指せば高まる 安全意識 高めて目指す 無災害」であります。
 本年度も「絶対に災害を防ぐ」という強い意思をもって、今後の完全無災害を達成する為に心を一つにして絶えまぬ努力をお願い申し上げます。
ご安全に!

 

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