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2022年度 入社式 社長挨拶

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2022.04.02

新入社員 各位

令和4年度 入社式を迎えるにあたって

  令和4年の入社式を迎えるにあたり、ご挨拶申し上げます。
本日、当社の仲間となって頂きました新入社員のみなさん、全社員で歓迎すると共にお祝いを申し上げます。
入社おめでとうございます。
 我が社の仕事は、河川、ダム、下水、雨水、道路、橋梁、鉄道等の社会基盤を整備する事業、災害復旧に貢献する事業、原子力、太陽光等のエネルギー関連事業、観光促進等の経済活動を支える事業等の様々な分野で社会に貢献する事業に当社の社員の技術が生かされています。
 
   さて、今日の日を境に社会人になりました。親のお世話になっていた昨日と今日とでは、大きな変化が起きました。この変化とはどういうことなのかを考えてもらいたいと思います。この変化のうち三つのお話をさせてもらいます。   
   一つ目は給料を貰うという事です。今日から会社に在籍することで毎月、給料が自分の口座に振り込まれます。勤務時間中は職場に出勤し、上司の指示に従って職務を遂行しなければなりません。その対価を給料としてもらえます。これを少し別の角度からも考えてもらいたいと思います。
   土木の仕事は経験工学と言われています。いくら机の上で学んでも、経験を積まなければ現場では、全く役に立つことはありません。これから長い時間をかけて、現場で実績を積み重ねた結果、5年10年後に技能や技術が身に付き、初めて会社に貢献することができるようになってきます。会社はその時まで、ずっと給料を払い続けます。自分の仕事が世の中に価値を生み出して、その対価として、給料を貰えるようになるのはまだまだ先の話となります。
   二つ目は、税金や社会保険を納める事です。親からもらったお小遣いで買い物して消費税を払うのと、自分が稼いだ給料の中から所得税等の税金や社会保険を納めることは全く違うことです。これは社会人の義務であり、これにより初めて社会が認める社会人となります。この義務を果たすと、伴ってくるのが責任です。これからは塩月工業に所属する社会人であるということをしっかりと自覚していかなければなりません。
 三つ目は、私が最も変化して欲しい事をお話します。当社では土木という仕事を通じて、多くの事を学ぶことが出来ます。技術的な知識や経験はもちろんですが、大人としての礼儀や常識、人との付き合い方、組織での行動の在り方等、様々なことがあります。時間をかけて成長してもらいたいと思います。

   近年は情報過多の時代で、スマホやパソコンなど受動的に知識を提供する道具があふれています。しかし当社の仕事においては、IT機器に質問しても正しい答えは絶対に出てきません。まずは、先輩社員から与えられた仕事で学び、徐々に自分の力で考え、受け身ではなく、能動的に行動し、自分の発想や思考をしっかりと持って、自分の力で生き抜くことが出来る人間に成長してもらいたいと思っています。その結果「自分で物事を考え、意思を持って、行動できる人間になってもらいたい」と考えています。
  会社は単にお金を稼ぐ目的の場所ではありません。これからの人生で起こり得る様々な喜怒哀楽を如何に、逞しく楽しく過ごして行けるかは、自分自身の努力と仲間にかかっています。そんな素晴らしい仲間が会社には、沢山、在籍しています。精一杯、仕事に励み、悩み、楽しみながら自分を磨いて、変化し、成長していってください。 たった今スタートした社会人生活におけるみなさんの活躍を楽しみにしています。
  ようこそ、塩月工業へ。ともに頑張りましょう。 本日は、おめでとうございます。

令和4年4月1日
株式会社塩月工業
代表取締役社長 塩月啓司

 

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